料理好きエンジニアの日常

日々の業務で得た知見を書き記すブログです。

Markdownファイルをコンテキストメニューから新規作成する

経緯

最近、『Markdownファイル』というのをよく使っています。
主にメモ用途として使っているのですが、直感的に書けてそこまで手間ではなく、
ただのテキスト形式よりはリッチに表現できるのが魅力的と思っています!

そんなMarkdownファイル、デフォルトだとコンテキストメニューから作ることができないんですよね。
テキストファイルを新規で作って拡張子までリネームすれば問題ないのですが、よく作るファイルでそれをやるのは面倒くさいです……

というわけで、コンテキストメニューから作るための設定をしてみたいと思います!

ちなみに、私の環境がWindowsなので、Windows向けの解説です。

注意点

今回の設定方法は『レジストリエディター』を直接触っておこないます。
失敗するとファイルが開けなくなったりしてエライ目に合うケースもあるとのことなので、
慎重におこなってください。

設定方法

レジストリエディターを開く

まずはレジストリエディターを開きます。
Windowsキー + Rキーでファイル名を指定して実行というダイアログを開いた後、
regedit』と入力。
OKでレジストリエディターが開けます。
キーボードだけでいろいろと開けたりするので、このコマンドはかなり便利です! f:id:Su_do:20190211161005p:plain:w300

Markdownファイルのレジストリキーを探す

まずは、HKEY_CLASSES_ROOT以下から『.md』を見つけてください。
ここに並んでいるのはレジストリキーと呼ばれるものです。

今回はMarkdownファイルについて設定したいので、
その拡張子である『.md』のレジストリキーに設定をしていきます。
(ここでなければ『.md』のレジストリキーを新規作成する必要があります。)

『.md』のレジストリキーの設定

では設定をしていきましょう!

.md』のコンテキストメニューから、新規 → キーで新規キーを作成します。
この時キーの名前を、『ShellNew』とします。
この『ShellNew』がコンテキストメニューから新規作成する時のキーになっているようです。
(.mdのキーがなかったら、HKEY_CLASSES_ROOT直下に同様の手順で作成してください)

次に、ShellNewの中に新しい値を作ります。
ShellNewのコンテキストメニューから、新規 → 文字列値を選択し、名前を『NullFile』とします。
この設定で、中身が空のMarkdownファイルを作る準備ができました。
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ですが、もう一つ設定する必要のある項目があります。

新規作成時に表示する項目名をレジストリに追加

HKEY_CLASSES_ROOT直下に、『.md』の規定に入ってるデータと同じ名前のキーを追加します。
私の場合は『mdfile』としました。
f:id:Su_do:20190211170834p:plain:w300

追加をしたら、そのキーの規定値のデータに表示したい文字列をいれてください。 f:id:Su_do:20190211170837p:plain:w300

これでやっと表示されるようになります!!
私はこれを設定してないために半日くらいドはまりしてました……

終わりに

これでコンテキストメニュー一発で作成できて、快適なMarkdownライフが送れます!
便利な形式なのでぜひ活用してみてください!
次回以降はMarkdown形式の解説とか、エディタの環境紹介などを予定しています。